目次
対話1 川端文学を貫いているもの(川端康成と伊藤初代
川端文学との出会い
「手書き」独特のアナグラム
川端文学のグロテスクさ
「佛界易人 魔界難入」
「死」に魅せられて)
対話2 『掌の小説』を読む(川端康成の「私」
確かな“モノ”の手応え
「長編型」と「短篇型」
「負のエネルギー」が作り出すブラックホール
『十六歳の日記』について
グロテスクと新しいリアリズム)
対話3 世界はまだ本当の川端康成を知らない(『雪国抄』が語りかけてくるもの
川端康成は「小説」を書いていなかった!?
『山の音』について。あるいは「純文学」とは何か
川端埼品のベストは何?)
附(見えないものを見る―「たんぽぽ」
遵守された戒律
引き返せない迷路
川端再読)