目次
1 もう一つの戦後民主主義とドイツのファシズム(一九三三年一月三〇日―ヒトラー内閣の誕生
ナチスは合法的に国家権力を掌握した
革命運動としてのナチズム)
2 ドイツの敗戦、もっとも民主的な憲法(ドイツ革命からヴァイマル共和国へ
ヴァイマル憲法と最初の戦後民主主義
匕首伝説の説得力)
3 戦争する国をボランティアが担う(国民はなぜナチズムを支持したのか?
自発性と社会参加―善意とやる気の組織化
「労働奉仕」の法制化と義務化)
4 死と政治(ヒトラー政権はまず最初に誰を抹殺したか?
国家儀礼から戦争国家へ―ファシズム政治の大道
ボランティア労働からホロコーストまで)
5 遙かな国の遠い昔ではなく(ナチス・ドイツと歴史認識
二つの憲法、二つの戦後民主主義
「戦争のできる国」から「戦争する国」へ)
後章 憲法とヒトラーの一世紀後に