目次
第1章 社会はどこへ向かうのか(マルクス・ガブリエル―失われる私的領域 新全体主義に「精神のワクチン」を
東浩紀―「分からない」をベースにして連帯するしかない
桐野夏生―正義と悪、右と左...人間は二元論では語れない
多和田葉子―効きにうつむいて耐える日本を言葉で揺さぶりたい
金原ひとみ―人と関わることはどういうことなのか?今考えるべき問い
宇佐見りん―隔たりか繋がりか人との距離を選べなくなった今
出口康夫―「できなさ」が基軸の社会へ価値観の転換を)
第2章 分断を超えて(オードリー・タン―対立より対話で共通の価値観を見つけ憎悪の広がり回避を
ロバートキャンベル―見えない日本の貧困 重りをとっぱらって真の豊かな国に
パオロ・ジョルダーノ―複雑な問題には単純な解決策は存在しない
金田一秀穂―日本語という「不思議な」言葉は緊急事態に向かない)
第3章 危機と国家(岩田健太郎―「条件なき」緊急事態宣言は伝わらない
西浦博―政治家には覚悟のかけらもなかった
カーメン・ラインハート―世界銀行が危惧する「静かな」金融危機日本が陥った罠とは
クラウス・シュワブ―世界が学ぶべき低成長でも「幸福」な日本の経済社会
グレン・ワイル―民主主義と国際市場の柔軟性を統合した新たなメカニズムを)
第4章 生きること、死ぬこと(瀬戸内寂聴―コロナ禍の孤独や苦しみは「永遠には続かない」
阿川佐和子―会えなくても距離があっても見送ることはできる
柳田邦男―「さよならなき別れ」現代における死と死者の尊厳への問い
筒井康隆―「死を忘れるな」小説に込めた思いとは―)