目次
1 金子光晴、旅を語る(不穏な漂泊者―聞き手・開高健
人生五十年、あとは急降下―対談者・寺山修司)
2 金子光晴の周辺 森三千代(聞き手・松本亮)(戦友だなんて、そんな...
ジャワでの話
パリへ
パリでの話
『こがね蟲』のあと
“放浪”のあとさき
徴兵断わりのこと
両親のことなど)
3 金子光晴と私(『マレー蘭印紀行』『詩人』『新雑事秘辛』(松本亮)
『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』(秋山清)
光晴夫妻と巴里での出逢い(永瀬義郎)
金子光晴の「時間」(阿部良雄)
あくび(茨木のり子)
金子光晴について(吉本隆明)
悪友金子光晴と私(中西悟堂)
詩の蘇生に向かう放浪のヴェクトル(清岡卓行)
「生きている」流浪者の眼(窪田般彌)
怪物が死んだ(草野心平)
地獄の見世物としてのパリ(田村隆一))
4 金子光晴を旅する(螢の樹(奥本大三郎)
空白の海を越えて(小林紀晴)
金子光晴と森三千代を知らない(島尾伸三)
金子光晴(福田和也)
暇と求婚(角田光代)
「自由な関係」を探しに(山崎ナオコーラ)
私がいちばん読み返した本(高野秀行)
旅の混沌(沢木耕太郎))