目次
対共産圏輸出統制政策の展開と構造―ココム規制の強化・緩和の政治的力学をめぐって
ココム もう一つの技術摩擦―非公式な「紳士協定」の存在理由
腐食化するココム体制―内部矛盾で覆われた経済冷戦組織
対ソ経済制裁をめぐる西側世界内部の矛盾―ココム体制下の矛盾を中心として
ソ連圏に対する高度技術禁輸をめぐる対立と協調―米国の政策変化と同盟諸国の対応からみて
ココム強化に執念燃やすレーガン米政権―次の標的は“対ソ高度技術流出の温床”日本
「高度技術流出」と日本
ココム体制強化の動向と内部矛盾
INF合意後の経済的デタントの行方
ココム規制違反事件を通してみた国際政治
ココム規制違反事件を通してみた国際政治
偽善の米ココム戦略にモノいわぬ日本
東芝機事件とココム体制強化―技術安全保障の視点から
東西経済関係をめぐるNATO体制内の協調と対立―金融と技術の安全保障を中心に
変貌するココム体制
国際輸出管理レジームの再編
新ココム体制もジレンマに直面する―加盟国間の「対立劇」は繰り返されよう
戦後経済冷戦の深化と日本外交―経済「封じ込め」網の形成力学をめぐって
経済制裁と「安全保障のジレンマ」
国連の対北朝鮮経済制裁はなぜ成功しないか―国連経済制裁の限界に関する一研究