目次
第1部 異言語に生きる(小説家の目から見たドイツ語
移民の背景を持ったドイツ語文学
カフカとドイツ語―複数の言語のはざまで書く「不可能性」
シーボルトとドイツ語
森〓外とドイツ語の名前
明治期におけるドイツ科学用語の受容)
第2部 ドイツ語の主題と変奏(愛郷者オトフリート―theodiscusとfrenkisg
ドイツ語書きことば標準化の進展とルター
16世紀の医師パラケルスス―「学術的ドイツ語」の創造者か、「魔術的文体」を操る錬金術師か
モーツァルト家の人びとが書簡に書き綴ったことば―私的空間の文章語における近しさの色合いをめぐって
『ハイジ』のドイツ語―そのスイス的要素を探る
J.グリムの言語論におけるメタファー―ドイツ語の瓦礫に照らし出される原初言語)