第1章 理解と包摂をめざして―ケア・介護の対象としての認知症理解へ
第2章 医療は敵なのか味方なのか―ケア実践による医療批判を考える
第3章 どのような「思い」によりそうのか―映像資料に見る本人の「思い」
第4章 その人すべてを包摂することはできるのか―あるデイサービスにおけるケア実践のジレンマ
第5章 本人の「思い」の発見は何をもたらすのか―「思い」の聴きとり実践から
第6章 認知症の本人たちの声はどのような未来をひらくのか―リアリティの分断に抗することに向けて
終章 希望をひらくことに向けて―「進行」をめぐる諸実践への注目
補論 認知症当事者本がひらくもの―二〇一七年の著作群を中心に
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