目次
序章 支援の社会的文脈とナラティヴ・アプローチ
第1章 「贖罪の脚本」は頑健な物語たりうるか―ある更生保護施設在所少年の語りからの考察
第2章 自己物語のなかの精神医学的カテゴリー―複数の「治療対象」の位置づけをめぐる問い
第3章 医師は「行為する英雄」からどう変わるのか―二つの“尽くす医療”から考える
第4章 高次脳機能障害の生き難さを「聴く」ことの多面性―ピア・サポートの事例から考える
第5章 聴き手の不在という経験と“語り”の再開をめぐって―聴き手となることの倫理性とその可能性