目次
シンポジウム 「高畑勲の“世界”と“日本”」高畑勲氏インタビュー「新しい表現には、まだまだ先があるはずだ」
座談会 小田部羊一さん、中島順三さんを囲んで 高畑勲さんとアニメーション制作という仕事
高畑勲の“日本” 火と幽霊―『火垂るの墓』のアニメーション化について
個を持った少女の憂愁―『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』の時間の表象
走る女と忘れられた帝―『竹取物語』から『かぐや姫の物語』への継承と乖離
「五コマ目」を紡ぐ―四コマ漫画『ののちゃん』から『ホーホケキョとなりの山田くん』へ
物語・風流・浄瑠璃―芸能から読む『平成狸合戦ぽんぽこ』
『平家物語』読者としての高畑勲―アニメーション映画監督としての感性
高畑勲と“世界” 桜井利和旧蔵ハイジ関連資料
マルコはハイジと夢を見る―高畑勲による海外児童文学のテレビアニメ化とその演出
放送劇音楽としての『母をたずねて三千里』付随音楽
「わたしはおうきくなりたくない」―アストリッド・リンドグレーン『長靴下のピッピ』における赤毛と靴と長靴下
高畑さんからひとこと
ブックガイドから見た「世界」の「文学」―無着成恭の選定と岩波・福音館の児童書
幻燈劇としてのゲーテ『ファウスト』―視覚文化史をみわたしつつ
高畑勲とフランス文学―『ことばたち』と『木を植えた男を読む』をめぐって