目次
1 時代への欲求が生み出した偽書(古代日本の「偽書?」弾圧事件―「正史」とはなにか?
「名言」として伝わる身近な偽書―「東照宮御遺訓」ほか
偽書づくりの巨人・沢田源内―『和論語』ほか ほか)
2 偽書と陰謀論(偽書に力を加える「陰謀論」の存在
戦前の弾圧事件に付きまとう陰謀論―『竹内文書』『九鬼文書』
弾圧されたから残った?偽書―「中山文庫」 ほか)
3 歴史資料として偽書をどう扱うか(偽書研究の嚆矢となった二人の研究者
偽書を研究対象にさせた歴史学のパラダイム転換
偽書研究の画期となった一九九〇年代 ほか)