目次
第1章 言葉や情報の真贋を見極められない現代人(無欲とは、欲がないことではありません。惑わされず、欲とどうつきあっていくかが大事です。禅は「捨て去る」ことに徹底しています。悟りに執着する心すらも捨てるのです。 ほか)
第2章 体験こそが真実に到達するための道(禅の世界では、体験が何より重要です。いくら本を読んでも、真贋を見極める目は身につきません。
禅を難しく考える必要はありません。日常すべてが体験なのです。 ほか)
第3章 茶の湯に学ぶ禅の本質(「仏法も茶の湯の中にあり」。茶の湯の精進と禅の修行は同じことです。
体裁にとらわれない。変な趣向を凝らさない。茶の湯に学ぶ本当の「おもてなし」とは? ほか)
第4章 真贋を決めるのは人間の見識(龍門石窟で文化財の流出を目の当たりにし、美術館建設の意義を再認識しました。
構想から一〇年で完成した美術館を通じて、日本の文化の継承に貢献していきたい。 ほか)
第5章 真実の人との出会い(バチカンで聞く『オラショ』に魂が震え、祭壇で仏教の「普回向」を唱えてきました。
すばらしい人格者の教皇フランシスコと世界平和のために一緒に祈りました。 ほか)