目次
1(シネ・トランスの彼方へ―ジャン・ルーシュの憑依儀礼映像を中心に
挑発と笑い―ジャン・ルーシュと仲間たち
エスノフィクションの方法)
2(銛とカメラ―『大河での闘い』をめぐって
神々が息づく映画―ルーシュとアフリカ的自然
グリオールとレリスのあいだに ドゴンの儀礼をめぐるルーシュの映像誌
神々との終わりなきインプロヴィゼーション)
3(交差する視線―ジャン・ルーシュとクリス・マイケル
未完のまま、どこかあるところに―ジャン・ルーシュの映画におけるパリを舞台とする出会いのポエジー
「シネ・トランス」と生成変化―ジャン・ルーシュにおける客観的偶然と憑依の映画的作用)
4 ジャン・ルーシュ著作(ジャン・ルーシュ―接触カメラを手にした人
他者と聖性―聖なる遊戯、政治的なる遊戯
カメラと人間
真と偽と
人格の変化について―表意者、魔術師、呪術師、映画作家、民族誌家における)
5 資料編(ジャン・ルーシュインタヴュー“1988”―一九三七年、私はアンリ・ラングロワのシネマテークの最初の会員の一人でした)