目次
1 裁判記録に見るチャールズ一世の失脚―歴史語用論的事例研究
2 ハイチという妖怪―ロバート・C.サンズの「黒い吸血鬼―サント・ドミンゴの伝説」にみるムラートの表象
3 越境と人種という亡霊―クロード・マッケイ、個人と文化のアイデンティティ
4 憑依するスウィフト―W.B.イェイツの『窓ガラスに刻まれた言葉』についての覚え書き
5 伏魔殿の妖怪たち―アメリカ人国籍離脱者たちのロンドン・クラブバトル
6 帝国の裡に取り憑くもの―アメリカ南部の奇妙な果実
7 冷戦と「男らしさ」という幻―ヘミングウェイのメディア・イメージ
8 サッチャーのお化け―ヨークシャー学校小説シリーズによみがえる英国の幻
9 連合以前という亡霊―スコットランド分権/独立小説の展開と未来の想像