目次
第1章 何もしないことに全力を注ぐ―アーサー・クラインマンの「プレゼンス」に寄せて
第2章 いのちの要請に応える学問の誕生
第3章 周産期医療現場におけるいのちの臨床
第4章 心的外傷における沈黙―「平等に漂う注意」についての文化論的考察
第5章 現在の家族における暴力を考える―暴力性の意味と心理臨床のありかた
第6章 医療の場におけるケアするひとへのケア―医療従事者への心理的支援という実践から
第7章 ケアに生きる臨床とスーパーヴィジョン―セラピストは無用であることの苦痛にどう持ち堪えるか
第8章 がん治療を受けるひとと社会をつなぐケアの本質
第9章 想い出のケアをすること