目次
巻頭インタヴュー 多孔化からみるポケモンGO(インタヴュイー 鈴木謙介)
1部 現実と虚構への問い(ポケモン・コンテンツの系譜―その終着点としてのポケモンGO
ポケモンGOの観光コミュニケーション論―コンテンツ・ツーリズムの視点からの観光観の刷新
ポケモンGOのリアリティ―『Ingress』との比較から
穢れなきポケモンと現実の都市―ARによって浮き彫りになる、現実世界への糾弾
いかにして私たちはポケモンGOと接触するのか―二つの指標性から出発して
ポケモンGOでゲーム化する世界―画面の内外をめぐる軋轢を起点として)
2部 デジタル技術とメディアへの問い(新たなるモバイル・ハイブリッド―ポケモンGOが生みだした虚構と現実の集合体
現実はいかにして拡張されたのか―写真・GPS・ナビゲーション
デジタル地図を遊ぶレイヤー―グーグルマップからポケモンGOへ
ポケモンGOと監視社会―人間の終わりの始まり?
ゲーム攻略サービスからプレイヤーの“状況”を再考する―攻略本・攻略サイト・サービスツールがもたらすもの
資源化される宗教感覚、資源化を飼い慣らす宗教感覚―ポケモンGOをめぐるイスラーム的批判からの考察)
3部 社会と文化への問い(文化産業論を移動論的に転回せよ!―“時間”と“空間”に向けた欲望の生成プロセスの起動装置
ポケモンGOという旅―どこからが旅かしら
上を下へのポケモンGO―拡張現実が生活世界にもたらすもの
コンテンツに“容易に”上書きされるセカイとどう付き合うか―「聖地巡礼」現象との比較から考えられること
アメリカ人はポケモンGOに何を見たのか―定着するAnime文化
公共空間におけるマナー教育を再考する―「ポケモンスタンプラリー」とポケモンGOの受容体験を比較しながら)