目次
第1章 生きる意味を見失った現代人(「何がしたいのかわからない」という悩み―「楽になりたい」というささやかな夢
「自分がない」という困惑―現代の「うつ」の根本病理 ほか)
第2章 現代の「高等遊民」は何と闘っているのか(夏目漱石の『それから』における“父の説教”
「働くこと」は何のためか ほか)
第3章 「本当の自分」を求めること(「本当の自分」は果たしてあるのか?
苦悩から脱した先にある「第二の誕生」 ほか)
第4章 私たちはどこに向かえばよいのか(「自由」という名の牢獄
愛と欲望の違い―見返りや支配を求めないもの ほか)
第5章 生きることを味わうために(日常に「遊び」を取り戻す
食という芸術 ほか)