目次
1 古代以来の沼地を都市化した愚―平成二七年、鬼怒川水害を検証する
2 地下街・地下室“水責め”の恐怖―平成一一年、博多駅・新宿区西落合、そして東京直下型地震
3 『岸辺のアルバム』の悪夢―昭和四九年九月、多摩川椿防決壊水害
4 古代都宮の周辺は“水浸し”の地だった―京阪神には畿内の大半の水が集中する
5 災害のデパート・名古屋の宿命―海と台地と扇状地、輪中の狭間で
6 “坂の町”長崎がなぜ危ないか?―昭和五七年、長崎大水害
7 「緑の丘」願望の破綻―平成二六年、広島安佐南区の土砂災害
8 江戸前期、熊沢蕃山の先見の明―昭和九年九月、岡山市大水害
9 シラス台地で繰り返される悲劇―平成五年、鹿児島市大水害