目次
ウィリアム・C.フォークナーとジョン・サートリス―『土にまみれた旗』における作家としての曽祖父像の不在とその意味
「老い」の逆説―『野性の棕櫚』に見る「老い」のメランコリー
グッバイ、ローザ―フォークナー、ニューディール、「老い」の感染
『行け、モーセ』と「老い」の表象
狩猟物語の系譜と老いの表象―『行け、モーセ』を中心に
第二次世界大戦後のアメリカの不協和音―『墓地への侵入者』における「古き老いたるもの」の介入
フォークナーのレイト・スタイル―後期作品におけるメモワール形式と老いのペルソナ
「老い」の肖像―『館』