目次
第1章 ショパンの楽譜―なぜエディションによって違いがあるの?
第2章 楽譜の基礎知識―作曲家と校訂者の意識を探ってみよう
第3章 ショパンの特殊事情―校訂の難しさとエディションの種類を知る
第4章 あふれる楽想―ヴァリアントから自由を読み解く“ノクターン第2番op.9‐2”
第5章 真の作品―異なる音から本当の意図を探る“エチュードop.10‐3”
第6章 記譜の統一―異名同音から豊かな響きを想像する“バラード第1番op.23”
第7章 3つの初版―初版が原因で生じたエディションによる違いを考える“プレリュード第2番op.28‐2”
第8章 記譜法と演奏法―付点のリズムを弾くときは?“プレリュード第9番op.28‐9”
第9章 原典版と解釈版―アーティキュレーションがこんなに違う?“タランテラop.43”
第10章 遺作―2種類あることを知っておこう“幻想即興曲op.66”“レント・コン・グラン・エスプレッシォーネ”
第11章 ショパンの楽譜、どの版を使っていますか?―エディション受容の調査からみえること