目次
序 ポスト代表制の政治学に向けて(危機の代表制
代表とデモクラシー
本書の構成)
1 直接民主主義は代表制を超えるのか?(民主主義の政治はどこへ向かうのか?
日本の議会政治と3・11後の民意
一時的自主管理空間の変容、神的暴力としての非暴力の理論 ほか)
2 国境を越える代表は可能か?(現代民主主義の危機
「第三の民主主義」の模索
国境を越える公共圏の理論 ほか)
3 代表制のみが正統性をもつのか?(グローバル化と正当性の揺らぎ
機能的な正統性をめぐって
民主的正統性をめぐって ほか)
4 熟議は代表制を救うか?(熟議民主主義の経験論的展開
社会の個人化と連帯の空洞化
公共の熟議の制度化とミニ・パブリックス ほか)
5 動員は代表制の敵か?(デモクラシーの動員モデル?
参加デモクラシー再訪
不安で不安定なアイデンティティの出現 ほか)
6 宗教と代表制は共存できるか?(宗教的少数派と代表制デモクラシーの問題
ヨーロッパのリベラル・デモクラシーと宗教的少数派の代理=表象
世俗主義と宗教的少数派の代理=表象 ほか)
7 民意は代表されるべきか?(代表性統治の弁証
選挙と民意
民意の両義性 ほか)
8 全体を代表することは可能か?(「代表」と「表現」という問題
「國體」と「社会
天皇機関説と天皇主権説、そして民本主義 ほか)
9 真の代表は可能か?(代表制の危機?
一八四八年の危機
同時代人の診断―マルクスとトクヴィル ほか)
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