目次
カースト社会から多様性社会へ―現代インド論のパラダイム転換
第1編 生存基盤確保の歴史(環境の多様性と文化の多様性
人口と長期的発展径路―自然環境と「開墾・定住」過程
近現代インドのエネルギー―市場の形成と利用の地域性
生存とジェンダー―「家族」をめぐる言説と実践から)
第2編 開放体系としてのインド世界(支配と共存の論理―近世インドにおける国家と社会
環インド洋世界とインド人商人・起業家のネットワーク―植民地期における複合性・多様性
植民地期における国内市場の形成
差別解消の方法とヴィジョン―ガーンディーとアンベードカル)
第3編 多様性社会の潜在力(多様性社会と宗教的共存の文化的基盤―ベンガルの聖者廟におけるヒンドゥー教とイスラーム
独立後インドの経済発展径路―多様性と階層性のガバナンス
民主政治と社会運動―制度と運動のダイナミズム
グローバル・インドのゆくえ)