目次
1 そこに「共同体」があった(家、街―私が生まれ育った共同体
離陸する少年)
2 「社会」への離脱(「共同」と「協働」
東京、一九六五年
旧い共同体への帰還)
3 変質する「家族」、変貌する「地域」(農村から都市へ、肉体労働からホワイトカラーへ
会社もヤクザも変わってゆく
「合理化」の果てに)
4 「突破者」の浮上(新しい共同体はつくれるか
「組」的結合を模索する
これからの「関係」
新しい集団形成)
終章 「魂のふるさと」を創る(中原くんについて
「往生」できない自分
焼身自殺した友人
共同性の喪失のなかで
若い友人たちへ)