目次
第1章 蒋介石時代の抗日映画―一九三二〜四九年(曖昧な日本批判
戦中の抗日プロパガンダ
戦後の偏った戦争表象)
第2章 毛沢東時代の抗日映画―一九四九〜七六年(建国初期の過酷な戦争表現
「抗日ゲリラもの」の隆盛
文革中の屈折した日本人像)
第3章 改革開放後の抗日映画(日中蜜月期とアンビヴァレントな日本のイメージ
高度経済成長期と抗日映画の娯楽大作化)
第4章 テレビ時代の抗日ドラマ(近年、抗日ドラマが多くつくられた理由
『水戸黄門』のような世界
歴史のエンターテインメント化
歴史認識をめぐる葛藤
勝者としての自己表象
抗日ドラマの英雄像
日中関係を映す鏡
抗日ドラマの行方)