目次
一つの国、一つの時代に、一人の映画監督という決意
鳩を売る少年は「世界」を告発する―『愛と希望の街』
一九六〇年、危機の時代の映画―『青春残酷物語』
赤い破壊の衝動―『太陽の墓場』
政治を超えて政治へ―『日本の夜と霧』
戦争責任と子供たち―『飼育』
四郎は「異数の世界」へ降りていったか―『天草四郎時貞』
時代の表層に浮遊する記号をいかに捉えるか―『悦楽』
戦後とはどんな時代なのか―『白昼の通り魔』
大島渚の二本のPR映画―『私のベレット』『小さな冒険旅行』〔ほか〕
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