目次
第1部 創世記(事の起こり)(無限大の壁―量子力学は果たして未来へ進めるのか
シュウィンガーとファインマン―二人の若き天才物理学者の登場
「第三の男」朝永と、そしてダイソン―ノーベル賞レースを制したのは誰か
アブドゥス・サラムの後悔―「強い力」の研究が始まる
ヤン、ミルズ、そしてショー―自然の法則を探る大いなる鍵
ジョン・ウォードという異才―栄光なき功労者
「弱い力」と「電磁気力」の融合―物理学における大きな転換点
破れた対称性―物質はなぜ生まれたのか
ヒッグス粒子の誕生―なぜ重要な粒子にピーター・ヒッグスの名がつけられたのか
キブルからサラムとワインバーグへ―組み立てられたパズル
「さて、ミスター・トホーフトをご紹介しましょう」―若き天才物理学者の衝撃)
第2部 新たなる啓示(BJと宇宙のクォーク―ついにほぼすべての粒子が明らかになった
間違いの喜劇―正か負か、それが問題だ
重い光―最後に名誉を受けた者
心からのお祝いを、充分に値する―ウォードの名はそこにはなかった
巨大マシン―次々に発見される新たな粒子
無限大を超えて―宇宙の謎の解明が始まった)