目次
「桜の園」アントン・チェーホフ―なぜ日本人はチェーホフが好きなのか
「大寺学校」久保田万太郎―「芸」と「演技」の競演
「瞼の母」長谷川伸―アウトローの肖像
「元禄忠臣蔵・大石最後の一日」真山青果―史実に向き合った「忠臣蔵」
「沢氏の二人娘」岸田國士―昭和の中流階級の風景
「火山灰地・第一部」久保栄―リアリズム演劇の原点
「花咲く港」菊田一夫―チャップリンとキートン、そして菊田一夫
「女の一生」森本薫―中国と日本に引き裂かれる一人の女
「夕鶴」木下順二―日本語の魅力を引き出した民話劇
「炎の人・ゴッホ小伝」三好十郎―滝沢修の透明なリアリズム〔ほか〕