目次
第1章 足利義満「日本国王」の権力ー1392年(明徳3年)(公家を遇して武士の成熟をはかる
公家を凌駕する存在へ
「祭祀権」と「課税権」を奪う
なぜ相国寺は御所の北につくられたか
「象徴天皇制」をつくった男)
第2章 足利尊氏「京都」に挑むー1336年(建武3年)(得宗専制と幕府の揺らぎ
御家人の不満が幕府を倒した
時代錯誤の新政と武士の不満
武士の意を汲んだ反逆
尊氏がとった「京都」という選択
足利尊氏の光と影)
第3章 北条時頼万民統治への目覚めー1253年(建長5年)(武士は危険な収奪者だった
支配して気づいた己の未成熟さ
統治者への道を示した「御成敗式目」
時頼の「撫民政策」の背景
貴族には生まれなかった撫民という「思想」)
第4章 源頼朝「東国」が生んだ新時代ー1180年(治承4年)(「イイクニ」つくろう?
暴力装置としての武士
清盛が先鞭をつけた武家政権
頼朝の挙兵と武家政権の誕生
「源平合戦」ではない
「武士の都」鎌倉
主従関係の整理と朝廷との決別
武士の「学び」とは)