商品説明
過去に闇を抱えた人々はどうすれば前を向いて生きていけるのか? 直木賞作家・角田光代が、その「闇」に焦点を当て、犯した罪におびえながら、時に悲しみ、時に許しを請う人々の姿を繊細に描いた短編小説集「かなたの子」を坂井真紀主演で映像化。――前をゆくおぼろな人影が見える。深い霧が立ちこめ、足下は、めり込むような砂地だ。人影はとてもゆっくりと歩いているのに、どうしても追いつけない。と、ふっとかろやかに別の人影が追い越していった。ちいさな人影だ。霧のなかにほの見える表情にはなにか見覚えがある気がする。もっと近づこうと足を踏み出したとたん、そのちいさな人影は消えてなくなり、「私」は膝から崩れ落ちた・・・。豆田日都子(坂井真紀)は1泊2日の富士登山ツアーに参加していた。ガイドの野澤亮一(井浦新)を先導に、近藤晋太郎(鈴木晋介)、青山ソメノ(伊佐山ひろ子)、見附あい(大西礼芳)とともに山頂を目指している。ふとソメノが振り返ると、日都子が手で顔を覆いしゃがみこんでいた。亮一たちに声をかけられ我に返った日都子は、もうろうとする意識の中で見た人影がひとり娘のなつき(岩崎未来)であったことに気付く・・・。全4話収録。
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製作年: 2013年
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