商品説明
「死者を起こすには、強くノックすること」そう遺して世を去った"呪われた映像作家"の扉を、いよいよ叩くときが来た。映画史に残る傑作『ママと娼婦』で、一躍時代の寵児となったフランスの映画監督、ジャン・ユスターシュ。しかし度重なる奇行、自己破壊的な行動が影響してか、その後1本の長編とわずかな中・短編を手がけただけで、1981年、42歳にして拳銃自殺を遂げた。2024年、4Kデジタルリマスターで甦った『ママと娼婦』がパリ、ニューヨークをはじめ各地で上映され、その痛ましいまでの美しさに世界は再び驚愕した。そしてほとんど彼の作品を観ることができなかったわが国でも、謎に包まれた全貌がついに明らかになる。既発の国内版DVDは廃盤プレミア化しており、最新の4Kレストアマスターで映画ファン待望の国内初Blu-ray化&ソフト化!! ■『ペサックの薔薇の乙女』/『ペサックの薔薇の乙女79』【4Kレストア版】――ユスターシュが生まれた村で古来おこなわれている、地元出身の「薔薇の乙女」(品行方正な生娘)を選出するという行事を白黒撮影で記録した作品。見方によっては時代錯誤も甚だしく映る行事を、批評的視点や倫理的判断を一切交えることなく、敬意を払いつつありのままに描き出そうと試みる。それからおよそ11年後、ユスターシュは同じ行事をカラー撮影で記録し、二本の映画を通して時間のなかで変わっていくものと変わらないものの双方をとらえた。 ■『アリックスの写真』【4Kレストア版】――ユスターシュの友人、アリックス・クレオ=ルーボーが自ら撮影した写真を、次から次へと息子のボリス・ユスターシュに示しながら、それにコメントを加えていく。映像(視覚芸術)と音(それを語ることば)の関係、映像と現実のずれに焦点を当てた短編映画。写真家・文筆家として活動したアリックスだが1983年、肺血栓塞栓症により31歳の若さで亡くなった。作品解説ブックレット、ポストカード封入。※『アリックスの写真』: 国内再Blu-ray化。『ペサックの薔薇の乙女』、『ペサックの薔薇の乙女79』: 国内初ソフト化。※本商品は、FullHD Blu-rayとなります。
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3-7日
製作年: 1968/1979/1966年
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