商品説明
フランスのロマン派ピアニスト、ルイサダの最新録音は、ルイサダが長らく温めてきた、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンという古典派レパートリーの名作を組み合わせたアルバム。いずれもルイサダがピアニストとしての経歴の中で長らく弾き続け解釈を練り上げた作品ばかりであり、演奏会のアンコールなどで取り上げて特に録音の要望が高かった作品を収録している。フランス随一の個性派ピアニストだけに、音楽から湧き上がるファンタジーを変幻自在に具現化してゆくさまは驚きの一言。「主よ、人の望みの喜びよ」「フランス組曲第5番」での極美のソノリティ、「トルコ行進曲」の自在なアゴーギク、ベートーヴェン「月光ソナタ」「エリーゼのために」「月の光」でのロマンティックな沈潜ぶりなど、これまで聴いたことのないような演奏ばかり。最後に収められた「エレジー」はトリスタンを思わせる響きの小曲でワーグナー最後の作とされ、映画「ルートヴィヒ」で印象的に使われていた。
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