商品説明
あの男はいつも片隅に座っていた―。あまりの衝撃に賛否両論! 1970年代ドイツに実在した連続殺人鬼を描いた、観る者の度肝を抜く不道徳なる傑作。70年代ハンブルクで実際に起きた連続殺人事件の犯人フリッツ・ホンカ。第二次世界大戦前に生まれ、敗戦後のドイツで幼少期を過ごし、貧しさと孤独の中で大人になった男が、70年から4人の娼婦を殺害しながら過ごす日常を描く。知性溢れる天才犯罪者でも、何かに取り憑かれた狂人でもない、「ごく普通の連続殺人鬼」という、すぐ隣にいるかもしれない恐怖に誰もが戦慄する。監督を務めたのは、30代で世界三大国際映画祭すべてで主要賞受賞の快挙を成し遂げた、世界が新作を常に渇望する才能ファティ・アキン。本作では恐ろしいのにユーモラス、ピュアで鬼畜な殺人犯を描き、激しく世界を挑発する! 主演を務めたのはヴァラエティ誌の"注目すべきヨーロッパの若手映画人10人"に選出された若手実力派俳優ヨナス・ダスラー。実年齢よりも約20歳も年上のフリッツ・ホンカへ大変身し、狂気に満ちた演技で魅せる。その容姿の変貌を支えたメイクも絶賛され、ドイツ映画賞でメイキャップ賞も受賞した。 ――敗戦がまだ尾を引いていた1970年代ドイツ、ハンブルク。安アパートの屋根裏部屋に住むフリッツ・ホンカは、夜な夜な寂しい男と女が集るバー"ゴールデン・グローブ"で酒をあおっていた。彼がカウンターに座る女に声を掛けても、いつも顔をしかめられるだけ。一見、無害そうに見えるフリッツの狂気に気づく常連客は誰ひとりいなかった・・・。
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