商品説明
ピアニスト、小菅優が2007年から取り組むコンサート・シリーズ (四元素/水・火・風・大地)。すでにCD化された第1作『Water』では、変幻自在に姿を変え、人々の感情に入り込む"水"の様々な姿を描き出し大好評を博した彼女、第2作では"火"をテーマに、またもや多彩な作品に命を吹き込んでいる。"火"と言えば、真っ先に連想されるのが神話に登場するプロメテウスであり、神を無視して火を盗み人類に分け与えた存在とされている。小菅はリストの交響詩「プロメテウス」 (L.シュタルクによるピアノ編)を取り上げ、プロメテウスに対する神の怒りまでをも存分に表現している。また、このアルバムには第一次世界大戦中に書かれた曲が中心に収録されているのも聴きどころの一つ。この時代の人々が抱いた不安と感情を根底に置きながら、炎の持つ神性と悪魔性を描き分け、大胆な感情表現で音による「火 (戦)」を描き出す。最後に置かれたストラヴィンスキーの「火の鳥」抜粋では、まさに大地と大空全てを舐めつくすかのような音による巨大な炎を感じることだろう。
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