商品説明
門人の曾良とともに遠くみちのくの旅に出たのは、四十六歳のときであった。全行程六百里、百五十日にもおよぶ苦しい旅の中から生まれたのが、『おくのほそ道』である。それは、わたしたちに人生とはなにか、旅とはなにかを永遠に問いかけてくる。蕪村は芭蕉を目標としながらも、はなやかで独特の絵画的な美を追求しつづけ、また、「春風馬堤曲」などの俳詩にみられるように、俳諧のわくを破った革新の詩人でもあった。ほかに、逆境を生きた個性派の俳人一茶の句と近世の近表的な句を鑑賞する。
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