商品説明
江戸は浅草の札差・大戸屋で、10人もの奉公人が同時に亡くなった。十手持ちの紺之介は、夕食の味噌汁に入り込んでいた1匹の虫に注目。毒と思しき甲虫の正体を突き止めるため、「薬学の名人」と名高い本草学者(薬物学者)を頼ることにした。日暮里に佇む家を訪ねると、現れたのは美麗な変人学者・香西朝槿。口を聞けば悪態ばかりの偏屈ものと協力して、事件に挑むことになる。本草学の知識で謎を解く、全く新しい捕り物帖!
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