商品説明
腕の良い大工だが呑兵衛の熊五郎。棟梁に頭を下げて前借りした五十円を、酒の勢いで四日も遊郭に留まり、溶かしてしまった。我慢も限界を越え愛想をつかした妻のおとくは、一粒種の亀吉を連れて家を出て行ってしまう。それから三年半、遊郭の女とも酒とも縁切りを果たし、仕事も順調に運び出した熊五郎は、仙台堀で七歳になった亀吉と再会する。二人が「明日、鰻屋で昼飯を食おう」と約束したことを知った、おとくは...(「子別れ」)。表題作ほか「景清」「火事息子」「柳田格之進」「後家殺し」の四編を収録。『落語小説集 芝浜』に続く、“人情”落語小説集第二弾!
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