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mazurek [マズルカ] Vol.2 【特集】 笹久保伸と「秩父前衛派」の世界
しおさい

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東京・渋谷のライヴスペース"Last Waltz"(ラストワルツ) での活躍でつとに知られるアーティストやミュージシャン、さらには、その舞台での活躍が期待される表現者全般にスポットをあてる〈音楽&カルチャー・ブックレット〉、[mazurek(マズルカ)]の第2号。 ●総特集:笹久保伸と「秩父前衛派」の世界 クラシック・ギターとフォルクローレの双方で独自の活躍をみせ、高感度な音楽愛好家から高い評価を受けている異能のギタリスト・笹久保伸(ささくぼ・しん)。高橋悠治や杉山洋一といった現代音楽作曲家への新作委嘱を経て、近年は音楽ジャンルにとらわれない広範囲での活動が目立ってきた。 ゼロ年代半ばの4年間を南米ペルーで過ごした笹久保は、現地でアンデスのフォルクローレを採集&研究。07年に帰国後は郷里の埼玉県秩父をベースに「秩父前衛派」をスタート。演奏活動はもとより、文芸(詩や小説)や造形美術(図形楽譜)、ついには映像作品(8ミリ映画『犬の装飾音』)にまでその表現範囲は広がり、しかもそれらのいずれもが他に類を見ない独特の感触を示している。 そんな笹久保が、同志の青木大輔、清水悠らと共に、地元・秩父地方に根ざした「文化」を調査・発掘し、新しいアート表現へと展開してゆく試み=「秩父前衛派」の全容を特集。笹久保氏や関係者へのロング・インタビュー、短編小説「誰もいない夜の電車で静かに牛乳が」、笹久保伸・全ディスコグラフィに加え、美術評論家の椹木野衣氏による秩父前衛派論「糸を引く、石を打つ」、音楽評論家・松山晋也氏の「異能のギタリスト・笹久保伸の歩み」をも収録。 ●新連載「レントゲン藝術研究所」という時代 ──第1回:マンですか? それともセブンですか?:椹木野衣 今から四半世紀ほど昔、東京は大田区大森の一角にオープンした、現代アート・ギャラリー「レントゲン藝術研究所」。そこは、今では日本を代表するアーティストとなった村上隆や会田誠、飴屋法水(テクノクラート)や八谷和彦といった面々が、まだ若手作家だった頃の主戦場であり、数々のイベントやパーティーが開催された、伝説のオルタナティブ・アート・スペースだった。 本稿は、その「レントゲン藝術研究所」の90年夏のオープンから1995年の青山移転まで、同所の変遷に立ち合い、企画展オーガナイザーとしても関わってきた美術批評家・椹木野衣その人の筆による回想録であり、同時に、いまだインターネットや携帯通信が普及する直前の日本のカルチャー・シーンを再検証する「90年代文化」試論でもある。
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