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ある船頭の話
邦画

商品説明
オダギリジョーが満を持して長編映画の初監督に挑戦! 脚本は10年前に書き留めたオリジナルストーリー。年号が"平成"から"令和"に変わる今、文明の波や時代の移り変わりに直面した山あいの村を舞台に、"本当に人間らしい生き方とは何か"を世に問う問題作が誕生。時代に取り残される主人公の船頭・トイチを演じるのは新藤兼人監督作品『石内尋常高等小学校 花は散れども』以来、11年ぶりの主演となる名優、柄本明。謎めいたヒロイン役には新人の川島鈴遥を抜擢。トイチを慕い、多くの時間を共に過ごす村人・源三役には若手実力派、村上虹郎。ほかにも日本映画界を代表する多彩な顔ぶれが競演する。撮影監督の巨匠クリストファー・ドイルのほか、衣装デザインには黒澤明監督の『乱』(85)で米アカデミー賞(R)を受賞したワダエミ、そしてアルメニア出身の世界的ジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦。監督オダギリジョーが一流の才能を集め、比類なき作家性を発揮し、圧倒的な映像美と音楽で紡いだ、極上の物語がここに完成。第76回ヴェネチア国際映画祭 ヴェニス・デイズ(コンペティション)正式出品。第56回アンタルヤ国際映画祭・最優秀作品賞受賞。第24回ケララ国際映画祭・最優秀作品賞受賞。 ―― 一艘の舟。全ては、そこから始まる──。明治後期から大正を思わせる時代。美しい緑豊かな山あいに流れる、とある河。船頭のトイチは、川辺の質素な小屋に一人で住み、村と町を繋ぐための河の渡しを生業にしていた。様々な事情を持つ人たちがトイチの舟に乗ってくる。日々、黙々と舟を漕ぎ、トイチは慎ましく静かな生活を送っていた。だがこんな山奥の村にも文明開化の波が押し寄せていた。川上では煉瓦造りの大きな橋が建設されている。村の人々は「橋さえできれば村と町の行き来は容易になり、生活しやすくなる」と完成を心待ちにしているが、トイチは内心複雑な思いでその様子を見守っていた。そんな折、トイチの舟に何かがぶつかる。流れて来たのは一人の少女だった。トイチは少しの間その娘の様子を見てやることにするが、同じ頃、トイチは渡し舟の客から奇妙な惨殺事件の噂を耳にする──。少女はどこからやってきたのか? どんな過去を背負っているのか? 少女の存在はトイチの孤独を埋めてくれながらも、その一方でトイチの人生を大きく狂わせてゆくことになる・・・。
出荷: メーカー在庫あり:1-3日
製作年: 2019年


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