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月と雷
邦画

商品説明
家族という幻想を問い直す、角田光代の傑作長編『月と雷』が映画化。『対岸の彼女』『八日目の蝉』『紙の月』など、現代女性の「人生の選択」を描いた小説の数々が絶大な支持を受けている直木賞作家・角田光代。人と出会うこと、そして人を受け入れることで、人生が予想もしない方向に転がっていく様を描いた『月と雷』は、角田文学の真骨頂と評される。この名作を、『海を感じる時』の安藤尋監督が、『人のセックスを笑うな』の本調有香と『blue』以来のタッグを組み、繊細かつ力強くスクリーンに蘇らせる。主演は『終戦のエンペラー』で華々しくハリウッドデビューした初音映莉子と、『横道世之介』『きみはいい子』などで日本を代表する若手俳優の地位を確立した高良健吾。さらに『Shall weダンス?』『終の信託』の草刈民代が、自由奔放のようでいて深い孤独を漂わせる女性を演じ、新境地を見せている。――あてもないけど、生きていく。ふつうの人間関係を築けない大人たちがその意味を探し続ける切なく孤独な旅――。あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を重ねていく。結婚を控え、そう考えていた泰子(初音映莉子)の前に現れた、かつて半年間だけ一緒に暮らした父の愛人の息子、智(高良健吾)。20年前、愛人・直子(草刈民代)と智が転がり込んできたことで、泰子の家族は壊れたはずだった。根無し草のまま大人になった智は、ふたたび泰子の人生を無邪気にかき回し始める。「邪魔しないであたしの人生」、そう普通の幸せを願っているはずなのに・・・。泰子は智とともに自分の母親、異父妹、そして智の母・直子を訪ねて行くことで、平板だった自分の人生が立ちどころに変わって行くのに気づき始める。
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