裏切りの戦場葬られた誓い/ 洋画

商品説明
1988年、ﾌﾗﾝｽ領ﾆｭｰｶﾚﾄﾞﾆｱのｳﾍﾞｱ島で、独立を狙うｶﾅｯｸ族のｸﾞﾙｰﾌﾟがﾌﾗﾝｽの憲兵隊宿舎を襲撃し4人の警官を殺害、30人を誘拐する事件が起きた。10日後に事件は武力によって解決され、過激派19名と軍部の2名が死亡、重傷1名、人質1名の負傷が発表された。だが、政府から発表されたこの報道は正確ではなく、一部改ざんされた発表であった。実は制圧後に無抵抗の過激派5人を暴行のうえ射殺するという暴挙を、ﾌﾗﾝｽ政府は隠ぺいしていたのだ。後に政府の報道の矛盾をﾏｽｺﾐが追及したことでこの事実が発覚し、さらにその後この制圧部隊で交渉役となっていたﾌﾗﾝｽ国家憲兵治安部隊(GIGN)の隊長であったﾌｨﾘｯﾌﾟ･ﾙｺﾞﾙｼﾞｭ大尉が1990年に「La Morale et l'action(ﾓﾗﾙと行動)」という手記を発表したことで、国民の信頼は失墜、世界各国からも非難され、事件はﾌﾗﾝｽ政府にとって歴史の汚点のひとつとなったのである･･･。当時の状況を忠実に描きながら隠された事件の真実の顛末を、『ｸﾘﾑｿﾞﾝ･ﾘﾊﾞｰ』や『ｱｻｼﾝ(ｽﾞ)』など、発表する作品が常に話題となるﾌﾗﾝｽ映画界の鬼才ﾏﾁｭｰ･ｶｿｳﾞｨｯﾂがﾊﾘｳｯﾄﾞからの復帰第一作として監督、主演、脚本、編集を手掛けた作品。