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ヴィオラとオーケストラのための英国音楽集
クラシックオムニバス

商品説明
20世紀の英国でヴィオラのための作品が数多く生まれたのは、名手プリムローズとターティスの存在に拠るところが大きいだろう。とりわけターティスは、比較的"地味な楽器"であったヴィオラの音色を愛し、わざと大き目の楽器を製作。温かく豊かな音色を奏でたことで知られている。このアルバムに収録されている4つの作品はどれもターティスのために作曲されたが、ウォルトンの協奏曲だけは、モダン過ぎてターティスの好みにあわなかったようで、結局、初演のソリストはヒンデミットが務めた。確かにこの作品は近代的だが、第1楽章での抒情性や、民謡風のメロディが印象的な第3楽章はとても親しみやすく、ターティスも後になって作品の真価を認め、自らのレパートリーに加えたということ。他の3曲もヴィオラの魅力が存分に生かされており、素朴な雰囲気のヴォーン・ウィリアムズの「組曲」、悲痛な美しさに耳を奪われるハウエルズの「エレジー」、終楽章での長大なカデンツァが見事なボーエンの「協奏曲」と、どの曲も聴きどころたっぷり。 [演奏] ヘレン・カルス (ヴィオラ: 1, 3, 4)、ヴェサ=マッティ・レッパネン (第1ヴァイオリン: 2)、デイヴィッド・ギリング (第2ヴァイオリン: 2)、ヴィヴヤン・イェンドル (ヴィオラ: 2)、デイヴィッド・チッケリング (チェロ: 2)、ニュージーランド交響楽団、マーク・タディ (指揮)
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