商品説明
20世紀、アゼルバイジャンで活躍した作曲家カラーエフ。1943年に作曲された「交響曲第1番」はカラーエフの代表作の一つ。オーケストラの楽器の性能を存分に生かし、時には荒々しく、時には郷愁に満ちたハーモニーが聞こえるなど、民謡風のメロディが有機的に発展するエネルギーに満ちた作品。もう1曲の「ヴァイオリン協奏曲」は1967年の作品。1961年に初めてアメリカを訪れたカラーエフはストラヴィンスキーに出会い、強い影響を受けた。そのため1964年に作曲された「交響曲 第3番」やこのヴァイオリン協奏曲では打楽器が縦横無尽に活躍するなど、作風が劇的に変化。強烈なヴァイオリンのパッセージ、表現豊かな木管セクションなど至るところに新古典派音楽の作風が強く感じられるモダンな作品になっている。
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