商品説明
印象主義音楽を代表するドビュッシーの「海」、暴力的な音響と複雑なリズムで聴衆を圧倒するストラヴィンスキーの「春の祭典」。どちらもオーケストラの性能を極限まで生かした"20世紀音楽に最も影響を与えた作品"として知られている。しかし、これらの作品をピアノ1台で演奏するとどうなるのだろうか? 「海」を編曲したのはルシアン・ガルバン。彼はラヴェルの友人であり、「ラ・ヴァルス」など何曲かの編曲で知られ、一時期は出版社デュランの校正係を務めたほどスコアに精通していた人物で、この「海」も微妙な響きが見事にピアノへと置き換えられている。「春の祭典」はストラヴィンスキー自身のピアノ二重奏ヴァージョンをもとに、レイチキスが独奏版へと編曲したもの。ストラヴィンスキー自身のお墨付きももらったほどの見事な出来栄え。現代音楽を得意とするラルフ・ファン・ラートは難解な作品を完璧に弾き切っている。
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