目次
植物の多様な護身術に関する温故知新
第1部 多様な環境に柔軟に応答する植物防御のしくみ(環境変動が高木の植物と昆虫の相互作用に与える影響
アカメガシワによる共生者の行動操作
天敵を利用した植物の防御応答―昆虫と植物それぞれの事情)
第2部 植物の防御と進化(正解のない生き方―被食防御戦略の進化で変わる植物間相互作用
外来植物の防御の進化―植食性昆虫との相互作用の地理的変異に着目して
連合効果を介したトライコーム二型の維持―ハクサンハタザオとハムシを例に)
第3部 これまで見落とされがちだった植物防御の新側面(葉の形による被食回避―葉を巻く甲虫オトシブミが利用しにくい葉の形
植物も見た目で身を守る―視覚による対植食者防御の世界
地下部における植物と昆虫の相互作用研究の展開)
第4部 植物防御形質の評価方法(食害量の定量手法
物理防御形質の評価方法―葉トライコームと葉の力学的特性の定量
汎用機器を用いた総フェノールおよび縮合タンニンの定量方法
HPLCを用いたからし油配糖体定量のための抽出方法―日本での生態学研究のための方法
花外蜜の分泌量の測定と糖成分の分析)
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