FM802 OTOSHOP
平安日記文学と歴史の理論 ベンヤミン的視点から
鹿島徹/著

目次
1 土左日記(過去の痕跡との出会い―ベンヤミンと『土左日記』 船のなかの「見えない」人びと 「日記」を書く者―ヴィトゲンシュタインと紀貫之 楫取と船君―逆なでに読む『土左日記』 仮名文とナショナリズムと―『土左日記』の“虚実”問題・再考) 2 蜻蛉日記(町の小路の女のみちを歩く―室生犀星と『蜻蛉日記』 家父長制と「女の自伝」 物語るということ―道綱母とイサク・ディーネセン 異形のひと) 3 歴史の理論と物語(物語の衰退をめぐって―リクールとベンヤミン 物語り行為と歴史の理論―リクール歴史理論の射程 歴史の記述を考える―ベンヤミン「歴史の概念について」 「物語が消えた......」―田中小実昌『ポロポロ』)


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