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家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊(PHP新書)
磯田道史/著

目次
第1章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか(「三強国」に囲まれた松平家で誕生 今川家で受けた質の高い教育 桶狭間と本能寺―二度の転機 信長・秀吉と何が違っていたのか 家康による「家の再生劇」に学ぶ) 第2章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか(改易制度の緩和―有力な外様大名が生き残る 人質制度の廃止―“幕府への恐れ”がなくなった 城と大船の建造解禁―軍事バランスが崩壊 新たな通貨の鋳造―討幕の資金源に 外交の不安定な動き―貿易の利潤と最新鋭兵器 意思決定機関の劣化―誰もが政治に参画) 第3章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した(江戸時代、天皇はどう変容したか 阿部正弘が開いたパンドラの箱 ほか) 第4章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは(討幕における主演・助演・脇役 踏襲された江戸時代の会議の形式 リーダーが二年近く、国を空ける異常事態 岩倉使節団がいない間の約束破りの改革 近代化の「基点」となった地租改正 帰国した使節団、そして西南戦争へ) 第5章 家康から考える「日本人というもの」(「物くさ太郎」と下剋上、そして「家意識」 民の意識を「下剋上」から「安定」志向へ ほか)


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