目次
序章 虐待を受けた子どもの回復と育ちを支える生活の中の支援(生活への着眼
虐待を受けた子どもにとっての生活の意味
「生活が治療的になる」ために)
第1部 ケアの手がかり(アタッチメント理論を現場にどう生かすか―社会的養護を中心に
アタッチメント(愛着)をリレーする
「ある」と思うことによって「あるようになる」もの―レジリエンスの一側面
「試し行動」は「試して」いるのか?
薬の力と人の力―施設職員としての経験から
「解離かもしれない」と思ってみることの効用)
第2部 子育ての困難をどう乗り越えるか(体制をめぐる課題
最高に難しいことを、ついでにやる
困ったときにどうしているか―児童養護施設の職員として
親をめぐる問題
暴力について―閉鎖状況における困難
私の仕事の魅力と難しさ
継承をめぐる問題―社会的養護において)
第3部 臨床とその周辺(“周辺の厚み”がもたらすもの
ふつうのおばさんの滋味
時間と自分は同じ
貧困と「ほとんど破壊的といってよい精神状態」につい
翻訳と臨床の出会うところ―中井久夫の翻訳と臨床から考える
性暴力、その加害性を定位するために―『沖縄と女性たちの戦後史』からの連想
共存と共生―感染症と優性思想に寄せて)
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