目次
第1章 なぜ令和にヤクザ映画がよみがえったのか 娑婆で傷つく元受刑者―西川美和『すばらしき世界』
第2章 時代の憤りと哀しみから 「ヤクザという弱者」を理解するための映画―〓方宏史『ヤクザと憲法』
第3章 国定忠治が大衆の欲望を乱反射する 大河内傳次郎のニヒリズム―伊藤大輔『忠次旅日記』
第4章 長谷川伸が描いた「アウトローの倫理」 「ヤクザってのはねえ、虫ケラみてえなもんさ」―加藤泰『沓掛時次郎 遊侠一匹』
第5章 権力との危険な関係 「ダレカワスレチャ イマセンカ」―マキの雅弘『次郎長三国志』九部作
第6章 かつて民衆とヤクザは共闘した 秩父事件の痛切がお竜の痛切に―鈴木則文『緋牡丹博徒 一宿一飯』
第7章 東映任侠映画の「異業」 「オレの映画のどっかにおふくろと炊きたてのめしを入れてくれよ」―高倉健主演『昭和残侠伝』シリーズ
第8章 任侠映画を批判する虚無的ヤクザ映画 「男性スター至上主義、男尊女卑、ムラ社会の東映の社風は、自由闊達な日活とはかけ離れていました」―加賀まりこ主演『乾いた花』
第9章 ヤクザとテロリスト―背中合わせの「歴史の妖気」 「一人一殺」―中島貞夫『日本暗殺秘録』
第10章 ヤクザとマイノリティ―民族と差別が葛藤する もっとも影の深い在日コリアンヤクザの登場―北野武『アウトレイジ 最終章』
第11章 日米アウトローの対峙 『ゴッドファーザー』と『仁義なき戦い』の「痛恨」
第12章 山口組の戦後史 日本最大の任侠組織を描いた映画―山下耕作『山口組三代目』
第13章 フィクションを模倣した銃撃 『北陸代理戦争』事件とヤクザ映画の奈落
第14章 ヤクザが殺した二人の映画監督 『山谷 やられたらやりかえせ』をめぐる山谷争議団とヤクザの激突
第15章 義は時代も国境も超える 孤高のヒーロー・小林旭インタビュー
第16章 逸脱者たちの未来 「歴史の闇」は「新しい倫理」に生まれ変わるのか
第17章 弾き出された者たちの物語は終わらない ヤクザ映画最後の巨匠・中島貞夫監督インタビュー
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