目次
はじめに “翻案”の魔術師・宮崎駿―“原作に準拠しつつ添加した脚色”
第1講 “視覚的叙述”と『ハウルの動く城』
第2講 “翻案”する宮崎駿―『魔女の宅急便』 その1
第3講 解釈と再創造―『魔女の宅急便』 その2
第4講 “原作に準拠しつつ添加した脚色”と実写映画版、北米版―『魔女の宅急便』 その3
第5講 宮崎駿版「人魚姫」―『崖の上のポニョ』と地政学 その1
第6講 非常時ライフラインの描出―『崖の上のポニョ』 その2
第7講 歩行への夢想と「災害ユートピア」の描出―『崖の上のポニョ』 その3
第8講 「原作」の種としてのロケーション・ハンティング―『天空の城ラピュタ』 その1
第9講 宮崎監督版『貝の火』―『天空の城ラピュタ』 その2
第10講 宮崎駿監督と“翻案”―『ハウルの動く城』における階段、荒地の魔女の「老い」
第11講 『ハウルの動く城』と戦争―『ハウルの動く城』 その2
第12講 『となりのトトロ』と結核、ナショナル・トラストの系譜―『風立ちぬ』『コクリコ坂から』
補講1 『千と千尋の神隠し』―柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』を参照して
補講2 カレル・ゼマンと宮崎駿監督―ジュール・ヴェルヌを通じた想像力の共有
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