■沖縄の生活史
■石原昌家/監修 岸政彦/監修 沖縄タイムス社/編
目次
あの時の東京はね、お店の正面に「沖縄者お断り」って書いてあったんだよ。野蛮人と言ってから
「おい、比嘉君ね、これからが僕らの時代だよ」って言うんだよ
おじー必ず、運転したいって言ってさ、どうしても運転したいって
爆弾の破片とか、買いに来る業者がいたわけ。家にね。そこの業者さんに売ったりしてた。小遣い稼ぎ。一キロ売ったらいくらだよということで
耕運機買うのも、吉本家が初めて。開墾するのも、吉本が初め。みんなやらないわけよ、こんなの
なんでないのって聞いたら一番上の兄が(給料を)そっくり持っていってあるわけよ
努力しなくても、なんとかなるさじゃないわけよ。努力しての結果が「なんくるないさ」、それ全然違うね
裏返して、僕の住所を書いたわけ。その時にまぁ、ポロポロポロポロ泣いたよ
ブランクなくドラムたたいてきたから、俺みたいにいろんなジャンルのドラムを経験してきたのは珍しいんじゃないかね
ある奥さんはさ、必ず「あんた連れて行って、子どもが大きくなるまで一緒に育ててくれないか」と言いよったけど
でも、見てくれてたんだぁー、分かってくれてたんだぁーってのがあって。すごいあの言葉は忘れられなかった
沖縄の歴史から呼ばれて、自ら沖縄の歴史を呼び込んでいく、その在り方みたいなもの
だからほんとにしたいと思ったこともそのときなかったし。諦めてたから
俺の妹と父ちゃんは、ちゃんと国から感謝状もらってるけど警察署から。俺はちゃんと逮捕状もらってるよ(笑)
夜寝られない。起こされて、もう亡くなる人が、亡くなった人が来てよ、もう死んだまま。もう大変だった。墓が開く時は、誰がって分かりよったわけよ
仕事も全部、覚えてきている時だから、二六ぐらいだと思うけど。その頃に偽札が横行したのよ。二〇ドル札の偽札が
「いーいーなぁ、うやんくゎんやん、この戦争ややん、ぬーがないら分からんくとぅやん、やらはんどー」んち。おばあがウリさるばー
だから当時のコザはやっぱり怖かったですよ。行くと。白人はクルカジャーシーって黒人の匂いが嫌いだし。黒人はまた白人の匂いが嫌い、キモチワリーみたいな
わじわじーですよ。怒り狂って、あぎじゃびよー、たっけーらせーと
生物の時間だったのかな?「えっ、メダカ?メダカ見たことない」って言ったら、みんなが笑うわけ〔ほか〕
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