目次
花やぎと静心―序文に代えて
第1章 光の底へ吸い寄せられる(「世上になき物也」―曜変天目
「仁清以前」にはなかった黒―色絵吉野山図茶壺 ほか)
第2章 手になじむ/触感を愉しむ(赤と白が混ざり合って「鼠」になる―鼠志野茶碗 銘峯紅葉
シャープさとやわらかみを同時に感じさせる器―玳玻鸞天目 ほか)
第3章 「軽み」「重み」が身体に刻まれる(「清貧」の象徴―千利休作 瓢花入 銘顔回
あえて「天目」の名を付けなかった―石黒宗麿作 黒釉葉文〓 ほか)
第4章 伝来・歴史に感じ入る(罹災した大名物―唐物茄子茶入 付藻茄子 松本茄子
価値感の大転換によりその美が見出された―唐物尻膨茶入 銘利休尻ふくら ほか)
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